「膠・滲・暈 -若冲から近代日本画まで-」
膠文化研究会ではこの度、江戸期絵画の技法材料と表現に焦点を当てた公開研究会を開催します。当時の膠や色料、道具はどのようなもので、またそれらはどのように表現に活用されてきたのか。江戸期絵画の材料や用法、そして「日本画」成立に至る経緯を当会運営委員 荒井経が、また伊藤若冲の用いた材料とその性質、技法と機構について当会運営委員 宇髙健太郎が概説します。さらに皇居三の丸尚蔵館前副館長の朝賀浩氏に江戸期絵画についてお話しいただきます。
主 催
膠文化研究会
後 援
文化財保存修復学会、国宝修理装潢師連盟、和紙文化研究会
2025年11月29日(土)
13:00 -16:05
Zoom Webinarによるオンライン配信
定 員: 400名(先着順)
参加費: 3,500円(事前振込)
参加申込み:参加には事前に登録が必要です。![]()
<プログラム>
13:00-13:10
開会挨拶
13:10-13:50
江戸期絵画の材料技法と近代日本画
荒井 経 東京藝術大学大学院教授
要旨
明治期にはじまる近代日本画と江戸時代の絵画はどのような関係にあるのか。
近代日本画が、狩野派や円山四条派から継承した材料技法を再確認するとともに、その意味について考察する。
また、「奇想」とされる若冲らを参照する現代日本画の傾向についても考察を試みる。

13:50-14:30
伊藤若冲作品の技法材料及び機構等に関する概説
宇髙 健太郎 東京文化財研究所客員研究員
要旨
伊藤若冲が絵画制作に用いた墨や紙の特性、技法の仕組みを、科学的実践的観点から概説します。分析及び再現に基づいて、材料間の相互作用等が滲みや筋目といった表現効果に及ぼす影響やその決定機構に関する知見を示します

14:30-15:10
江戸時代絵画の技法と表現
朝賀 浩 皇居三の丸尚蔵館 特任研究員
要旨
中世から近世初頭までの画壇は主に流派ごとに表現や技法が伝承された。しかしその後は個々の絵師が古典学習や中国からの影響を受け、独自に表現を多様化していく。江戸期絵画の多様な技法と個性的表現の展開を通覧する。
トリミング.jpg)
15:10-15:25
休 憩
15:25-15:55
質疑応答
15:55-16:05
閉会挨拶
<参加申込み方法>
事前登録、事前払込制です。
下記URLまたは下のボタンからZoomサイトでのご登録をお願いいたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_0-0GSvK7TTCuvCP25yctJg
登録受付期間: 11月1日(木)- 11月21日(月)
参加費払込期限: 11月21日(火)17時まで
<受付中 11月21日まで>
<申し込み登録後のご案内とご注意>
■ウェビナーご登録後、参加費お振込みのご案内をご登録いただいたメールアドレスにお送りいたします。お振込みを事務局にて確認後、ウェビナー視聴URLをメールにて送付いたします。参加費のご案内及び視聴URLの送付には数日を要する場合があります。1週間を過ぎても届かない場合は迷惑メールに振り分けられていないかご確認ください。
■当日不参加の場合であっても、お振込みいただいた参加費の返却は致しませんのでご了承ください。
参加費のお振込み確認の個別のお問い合わせには応じられません。
■予稿集をPDFファイル形式にてウェビナー当日までに登録メール宛に配布いたします。
■やむを得ない事情により、プログラムが変更や中止となる場合があります。あらかじめご了承ください。変更・中止の際は膠文化研究会公式サイトにてお知らせします。尚、その場合参加費は返却しませんが予稿集を送付いたします。
<問い合わせ先>
問い合わせはメールでお願いいたします。
膠文化研究会事務局 nikawalabs@gmail.com


