「近代の日本画と膠 ― 問題提起として」 講演要旨

荒井 経 東京藝術大学大学院美術研究科准教授

 一、 西洋画に対して誕生した日本画は、油彩に対する膠彩なのか?

二、 日本画には、油彩画と同様に膠彩画という命名が可能か?

三、 日本画にとっての膠は、果たして接着剤なのか?

といった日本画家が膠を考える上で必要となる基本的な問題を提起する。