「膠の現在」
皮革産業の集積地として膠製造にも関わりの深い兵庫県の工業技術センターの原田修氏に皮革製造工程について、また膠と同じ組成を持つコラーゲンに関連したセンターの取り組みについて映像を中心にお話しいただきます。
目止め剤として創業時三千本膠を使っていたというカンヴァスメーカーの船岡廣正氏にはその後のP.V.A.や兎膠の導入について、また姫路で現在もゼラチン、コラーゲンペプチドなどを製造する福島隆氏には膠製造業の実態、業界を取り巻く環境などの説明を通して今後の行方を展望していただきます。
日程 | 2014年12月13日(土) |
会場 | 東京藝術大学美術学部中央棟第1講義室 東京都台東区上野公園12-8 |
定員 | 100名 |
参加費 | 3,000円 ※懇親会参加者は別途(一般 3,500円、学生 2,000円)が必要です。 |
・後援:文化財保存修復学会、国宝修理装潢師連盟
プログラム
司会(北田克己 愛知県立芸術大学美術学部教授)
(1)開会挨拶 13:00-13:10 (荒井経 東京藝術大学大学院美術研究科准教授)
(2)「膠と密接な皮革製造工程と当センターの取り組みについて」13:20-14:00
原田 修 兵庫県立工業技術センター皮革工業技術支援センター 技術課長
(3)「膠製造業を取り巻く環境 ― 日本から膠が消える?」 14:00-14:40
福島 隆 宏栄化成株式会社代表取締役
(4)「カンヴァス目止め剤としての膠」 14:40-15:20
船岡 廣正 日本画材工業株式会社代表取締役社長
(5)休憩 15:20-15:45
(6)質疑応答 15:45-16:20
座長:早川典子 東京文化財研究所主任研究員
(7)閉会挨拶 16:20-16:30 (稲葉政満 東京藝術大学大学院美術研究科教授)
懇親会
16:30
会場:大浦食堂(東京藝術大学大学美術館1階)
会費:3,500円、学生2,000円
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