なめし工場で働いて見えたこと

自分の生まれた墨田区の隣町に木下川と呼ばれる地域があります。そこはなめし工場街で、豚のなめしに関しては日本全国の8割以上をこなしているところです。そこでかつて1年間ほど体験労働をしたことがあります。
 かつてはそこで膠を作っていたのですが、昨年にやめてしまいました。そこで体験、見聞したことを話したいと思っています。22人の職人がいて、生皮から完成まで全工程をしていた唯一の工場で働きました。そこでは、外国人労働者、職人の高齢化、産業の空洞化、廃棄物の処理等様々な問題を抱えています。差別の問題もありま
すが、職人たちの製品作りに対する誇りも感じました。生き生きと働く職人たちの姿、日常、歴史なども話たいと思っています。